サイト制作の見積もりにある「進行管理費」、「ディレクション費用」とは?現役webディレクターが解説します。

WEB制作・運営

サイト制作を他社にお願いするときに、「進行管理費」だったり、「ディレクション費用」という項目が見積もりに記載されることが多いのですが、あれって何の費用?と分からない方向けの記事です。

なんかよくわからないことでお金を取られてる気もするけど、直接聞くのはなんとなく忍びない…

そんな方向けに進行管理費(ディレクション費用)について解説記事を書きました。

進行管理費とディレクション費用って違うの?

進行管理費とディレクション費用は同じ意味です。

「進行管理」を「ディレクション」とカッコよく言い換えているだけですので、ここの違いは意識しないで大丈夫です。

進行管理費(ディレクション費用)の内訳

プロジェクトマネージャーやWEBディレクターがプロジェクトを成功に導くために、ディレクション(進行管理)を担当し、各業務の進行状況やタスクの管理をします。

要は、WEBサイトを制作するにあたって、要件定義から設計書の作成、開発などの業務を責任をもって管理していくことをディレクションと呼びます。

内訳を簡単にまとめると、

  • 要件定義の進行管理
  • タスク管理
  • スケジュール管理
  • 受付窓口の対応コスト(電話やメールでの応対)

などが挙げられます。上に例は挙げましたが、その他にも臨機応変に様々な対応必要です。

要するに、プロジェクトを依頼するうえで、WEBディレクターやプロジェクトマネージャーが担当する業務に支払う費用のことを「進行管理費」や「ディレクション費用」と呼んでいます。

ディレクションの各業務の詳しい内容は以下の記事で説明しています。

WEBディレクターの仕事とは?役割や必要な理由を解説します!

補足:サイト制作見積もりの内訳

進行管理費(ディレクション費用)以外にも、あまり聞き馴染みのない言葉もあるかと思います。

そこで、WEB制作、プロダクト開発での見積もりの各項目がどの職種の人間が担当しているか内訳をまとめました。(一般的な例になります。)

  • 要件定義&ディレクション費:WEBディレクター(プロジェクト総額の〇%で割り出すor稼働日数×人数単位)
  • ページデザイン:デザイナー(ページ数単位)
  • 設計:SE(稼働日数×人数単位)
  • HTMLコーディング:フロントエンドエンジニア(稼働日数×人数単位)
  • 開発:バックエンドエンジニア(稼働日数×人数単位)
  • テスト:テスター(稼働日数×人数単位)

制作会社から見積もりを出されたときに注目してほしいのが、内訳をちゃんと説明できるかどうかです。

見積に対して突っ込みを入れた際に、しどろもどろになるようなら注意しましょう。
各役割と人日の計算を内訳として説明を受けることをおすすめします。

見積もりは、制作会社を見極める一つの指標になります。

見積もりって値引きできる?

ある程度は可能な場合が多いです。というのも、サイト制作やプロダクト開発の費用は、ほとんどが人件費になってます。
なので、多少は見積もり額から値引きをしても利益がでるような調整がしやすいのです。

ダメ元で一言値引きできるか伝えれば、おそらく対応してもらえるかと思います。

法人の場合は、値引きというか予算にはまるようにしたいと伝えたほうがスマートかと思います。値引きという言葉は使わず、「調整」とか「予算」を使うようにしましょう。

おわり

今回は、サイト制作の見積もりについて解説をしていきました。

見積もりをだされても、どれがどのことなのかよく分からないといった方の役に立つ記事になったかと思います。

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