現役WEBディレクターが実践!サイト制作のプレゼン、提案の方法【実際の流れを説明】

実務・スキル

今回は、現役WEBディレクターの私が、普段どんなプレゼンをしているかお伝えしていこうと思います。

WEBディレクターってどんな仕事してるのか気になる!って人には、より具体的なイメージが沸くと思うのでおススメです!

そもそも、WEBディレクターって何?って方はこちらの記事をご覧ください。

WEBディレクターの仕事とは?プロジェクトに必要な理由を解説!

それでは、ご覧ください!

WEBディレクターのプレゼンって、何するの?

一言でいうと、クライアントにこんなシステムを開発・導入したほうがいいですよ!って伝えてあげることです。

クライアントの抱える課題や悩みを汲み取り、どんなコンテンツを掲載して、どんなシステムを構築して、どんなサービスと連携をして、サーバーの構成はこうしてっていうのをプレゼンしていきます。

WEB制作の現場では、コンペ形式が多いです。
肌感ですが、競合数は3~5社が多いですかね。

※プレゼンは、相手の立場にたって、システムを導入した時のメリット・デメリットをしっかり伝えることが重要です。

プレゼンは慣れたツールで行いましょう

プレゼンは、自分が使いやすい、慣れたツールで実施してください!

私の場合は、GoogleスライドPowerPointで作った提案書をクライアントに説明しながら進めています。

クライアントにスムーズに内容が伝わればいいので、会社で決まり等がなければ、好きなツールを使いましょう!

会社で使用するツールが決まっているなら、そのツールの使い方はマスターしておくと良いです。ショートカットとか使いこなしましょう!

なぜ、慣れたツールがオススメかと言うと、プレゼンをスムーズにかっこよく実行してほしいからです!

クライアントの前でツールの操作がおぼつくと、内容が良くても、この人大丈夫かな?って思われますし、プレゼン自体がグダグダになります。(怒られた経験あり)笑

これ、些細なことかもしれませんが結構なマイナスです。

下の動画は個人的に私の好きなTEDのプレゼンですが、如何に【話し方】が大事かわかるかと思います。

上の動画みたいに、スマートにプレゼンをこなせるかがかなり大事になってきます!

内容 <段取り

私の場合は、営業兼WEBディレクターなので、案件を受注するためのプレゼンを主におこないますが、クライアントの要望を叶えるために何が必要か何を目指すべきかなど、WEBディレクターとして把握しておかなければならないことを頭に入れて実行するので、専任のWEBディレクターさんが、クライアントに対して行うプレゼンと、そこまで差はないと思います。

人によるとは思いますけど、私はクライアントのサイト設計後のSEO、マネタイズ、上司へ稟議を通すところ(担当者さんが上司に説明するための情報を伝えてあげる。)まで考えてやってます。

相手の担当者が、上司、決裁権者に説明することをイメージしてプレゼンすると良いです!

※会議方法は対面が望ましいですが、昨今の状況もあり、最近はWEB会議での提案が多いです!

プレゼンの流れ

プレゼンの流れを大きく分けると、

  • 会社紹介
  • リニューアルであれば、課題、改善案
  • 新規構築であれば、作る目的 何を目指すか
  • デザイン案をつくっていればデザインの説明(デザイナーにコンセプトを聞いておく)
  • 運用デモンストレーション
  • 制作スケジュール
  • 制作体制
  • 実績

順番はずれたりしますが、説明項目としては上記の通りです。

1回のプレゼンには1時間程度かかります。案件によっては2時間かかることもありますね。

それでは1つずつ説明していきますね。

会社紹介

文字通り、自社の所在地、従業員規模、業種構成、沿革、特徴などを説明します。事前の打ち合わせで説明してたら省略します。

課題、改善案 リニューアルの場合

いま運用しているWEBサイトのリニューアル案件の場合は、事前にヒアリングした課題を洗い出して、改善案を提案します。

例えば、今のサイトはお客様からのお問い合わせが少ないから増やしたいといった場合は、UI(ユーザーインターフェース:簡単にいうと、サイトの見やすさ、使いやすさ)に問題があるので、よりお客様がお問い合わせをしたくなるようなデザインに変更しましょうといった具合でお話しします。

目的 新規構築の場合

新規の構築であれば、なにを目的として構築するのかを提案します。

新しく作るWEBアプリやシステムを作ることで、なにを実現できるのか提案します。

いまは顧客管理をExcelでやってるが、より簡単で誰でも簡単に管理できるようなシステムに入れ替えたい。

上の例の場合で説明します。

システムを入れ替える時に、既存のExcelに入った顧客データを新しいシステムに移行したいといった場合、社員だけがログインできる顧客管理WEBアプリケーションを開発し、CSV(まとまったデータを一気に投入したり、抽出できるやつ)をつかって今までのデータは一括で投入しましょうといった提案をします。

その際、セキュリティを意識した話をすると信頼を得やすいです。

IP制限やVPNでの制限を導入するしない等、サーバの構成を話せるといいですね。

上記の例みたいな要件なら正直簡単なのですが、 要望が多かったり、規模が大きかったりすると提案に時間をかける必要があります。

デザインの提案

提案によっては、デザインが必須の場合もあるので、その場合はあらかじめデザイナーにお願いして、Adobeのphotoshopなんかでデザインを起こしてもらっておきます。それを提案書にはめ込んで説明します。

その際、デザイナーにデザインするうえで意識したことを確認し、クライアントに対してデザインポリシーを説明できるようにしとくと、提案に説得力が増します。

WEBディレクターだからデザインはちょっと、、よりも、このデザインはこんな考えで作ってますってハッキリ言えた方がかっこいいですよね。

デザインではなく、私のようなWEBディレクターがつくったXD(デザインツール)で説明することも多いです。

私は何でもわかりますよってことが相手に伝わると、信用度UPです!

運用デモンストレーション

私の場合は、自社の製品があるので、画面を共有しながら使い方を説明します。

wordpressやshopify等のオープンソースを使って開発されてる会社さんのことはあまりよくわかりませんが、同じように管理画面を共有して操作説明をしてるかと思います。御社の場合は、こういう運用になりますよって明示して、実際の運用をイメージさせます。

制作スケジュール

クライアントの要望と、現実的なスケジュールをすり合わせます。

クライアントのスケジュールになるべくは合わせますが、無理なものは無理なので、こちらからもスケジュールを提案します。

無理なスケジュールを組んでもチームから顰蹙買いますし、自分の首を絞めるだけなのでやめたほうがいいです。

制作体制

WEBディレクターは1人、デザイナーは1人、開発は2人みたいな感じでそれぞれのポジションにつく人数と相関図を伝えます。

クライアントによっては、各ポジションメンバーの経歴を聞かれたりします。

実績

いままでの会社、個人での制作実績を紹介します。プレゼンする会社に併せて、紹介する実績は変えると効果UP!

あとは質疑応答で、クライアントからの質問に答えてプレゼン終了です。

プレゼンが終われば、一段落ですね。あとは、クライアントからの合否の連絡を待つだけです。

おわり

今回は、WEBディレクターが行うプレゼンについて、ご説明していきました。プレゼンの技術もクライアントからの信用度に大きく関わってくるので、自分なりのやり方を確立して、常にリラックスして望めるといいですね。

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以上、また次の記事でお会いしましょう。