SSOとは?APIの認証にSSOを利用するってどういうこと?解説します。

便利機能・解説

Single Sign-On(単一サインオン、略称:SSO)は、ウェブサービスやアプリケーションでのユーザー認証プロセスを改善し、セキュリティと利便性を両立させるための重要なテクノロジーです。

この記事では、SSOとAPIの認証におけるSSOの役割について詳しく説明します。

SSOとは何か?

SSOは、ユーザーが複数のアプリケーションやサービスに1回の認証でアクセスできるシステムです。

通常、ユーザーは異なるサービスごとに個別のユーザー名とパスワードを入力する必要がありますが、SSOを導入することで、1回の認証で複数のサービスにアクセスできます。

これは利便性を向上させるだけでなく、セキュリティも向上させます。
※接続元のシステムが、外部システムのID、パスポートを持たなくてよいため

SSOの動作原理

SSOは、認証プロセスを認証プロバイダーに委任する仕組みです。

ユーザーは一度認証プロバイダーに対してログイン情報を提供し、その後、他のサービスやアプリケーションにアクセスする際には、認証プロバイダーからトークンを受け取ります。

このトークンを使用して、ユーザーは他のサービスにログインせずにアクセスできます。

認証プロバイダー例

  1. Google Identity Platform:
    • Googleの認証プロバイダーサービスは、Googleアカウントを使用してユーザー認証を行うためのものです。多くのユーザーにとって便利で、多くのアプリケーションと連携できます。
  2. Facebook for Developers:
    • Facebookは、Facebookアカウントを使用してユーザーを認証するためのプロバイダーサービスを提供しています。多くのウェブサイトやアプリケーションで採用されています。
  3. Twitter Developer Platform:
    • Twitterの認証プロバイダーサービスは、Twitterアカウントを使用してユーザー認証を行うためのものです。ソーシャルメディア連携に適しています。
  4. Microsoft Azure Active Directory (Azure AD):
    • Azure ADは、企業向けの認証プロバイダーサービスで、組織内のユーザーとリソースに対するセキュリティとアクセス管理を提供します。
  5. Okta:
    • Oktaは、企業向けの統合アイデンティティおよびアクセス管理プラットフォームです。多要素認証やシングルサインオン(SSO)などの高度なセキュリティ機能を提供します。
  6. Auth0:
    • Auth0は、開発者向けのアイデンティティ管理プラットフォームで、アプリケーションに対する認証とセキュリティを提供します。
  7. OneLogin:
    • OneLoginは、企業向けのシングルサインオン(SSO)およびアイデンティティ管理プラットフォームです。多くのアプリケーションと統合できます。
  8. Ping Identity:
    • Ping Identityは、アイデンティティとアクセス管理ソリューションを提供する企業で、セキュアなユーザー認証を実現します。

これらは、一般的な認証プロバイダーサービスの一部ですが、市場にはさまざまなプロバイダーが存在します。
検討する際には、プロバイダーサービスの機能、セキュリティ、価格、スケーラビリティなどを考慮し、特定のプロジェクトやビジネスのニーズに合ったプロバイダーを選択することが重要です。

APIの認証にSSOを利用する方法

API(Application Programming Interface)の認証にSSOを利用することは、アプリケーションやサービスがAPIを介してデータや機能を提供する場合に一般的です。

以下は、APIの認証にSSOを統合する一般的な手順です。

  1. 認証プロバイダーの設定: 最初に、認証プロバイダーを設定し、ユーザー認証情報を集中管理します。これには、セキュリティトークンの生成やユーザーの認証情報の保存が含まれます。
  2. APIの設定: APIを提供する側は、SSOをサポートするためにAPIを設定します。これには、トークンベースの認証システムを導入することが含まれます。
  3. 認証フローの設計: ユーザーがAPIにアクセスする際の認証フローを設計します。通常、ユーザーはSSOプロバイダーにログインし、トークンを取得します。このトークンを使用してAPIにアクセスできます。
  4. APIへのトークンの送信: ユーザーは、認証プロバイダーから受け取ったトークンをAPIに送信します。APIはこのトークンを検証し、ユーザーの認証状態を確認します。
  5. アクセスの許可: トークンが有効であれば、APIはユーザーにアクセスを許可し、要求されたデータや機能にアクセスできるようにします。

SSOを利用することで、APIの認証プロセスが簡略化され、セキュリティが向上します。

また、ユーザーは複数のサービスやアプリケーションに対して同じ認証情報を再入力する必要がなくなり、利便性が向上します。

要するに、SSOはユーザー認証を効率化し、セキュリティを強化するための強力なツールであり、APIを提供する企業や開発者にとっても便益をもたらします。