有名Vtuberの兎田ぺこらさんが、ポケモンで違法なセーブデータを使って配信していたことが問題視されています。
これがもし事実で、仮にぺこらさんが立件された場合、どんな法律的罰則があるか気になりました。ということで、違法ROMの法律的問題について考えてみます。
違法ROMとは何か、その使用は法律に違反するのか
ROMは、ゲームのデータを搭載したファイルです。
正規に購入したゲームから自分の用途にデータ抽出すること自体は問題ないとされますが、法的な許可なしにROMデータを使用および共有することは法律上問題となる場合があります。
たとえば、以下の行為は法律的に問題になります。
- 違法サイトからROMをダウンロードすること
- ROMデータを搭載したゲーム配信を行うこと
- ROMデータを他人に販売すること
これらは、日本の著作権法に基づき、「10年以下の懲役または1000万円以下の罰金」の罰則になることがあります。
中古ゲームを購入した場合はどうなるか
今回の事件では、購入した中古ゲーム内に違法データ(ポケモン)が入っていたとされています。
この場合、そのデータを知らずに使用してしまったのか、知っていて意図的に使用したのかで処罰が大きく変わります。
「知らずに使った場合」
- 判断の基準となるのは、使用者が違法と知っていたかどうか
- 知らなかった場合、罰則を受ける可能性は低いですが、ゲームメーカーからの提言や配信の削除要求があり得ます
「知って使った場合」
- 著作権法違反になるため、金銭罰および懲役の可能性があります
- 使用を許されていないデータを引き継ぐこと自体が問題です
ただ、知っていたことを立証するのが難しいですね。実際に罪に問われるのは、販売レベルだと思われます。
誰に訴えられるのか?
違法ROMデータを使用してゲームを実況配信していた場合、誰に訴えられるのでしょうか?
訴訟を起こすのは、主に以下のような関係者です。
著作権者(ゲーム会社)
- ゲームの著作権を持つ会社(例:任天堂、カプコン、スクウェア・エニックスなど)が、著作権侵害を理由に訴えることが最も一般的です。
- 特に、違法に入手したROMを使用した配信は「正規のライセンスに基づかない利用」と見なされ、著作権者が配信者に対して警告・削除要請・訴訟を起こす可能性があります。
- 過去には、任天堂がROMサイトを運営していた個人に対し、多額の損害賠償を請求した事例(例:「LoveROMS/LoveRETRO」運営者に対する訴訟)があります。
ゲーム業界団体(CERO、ESAなど)
- 日本のコンピュータエンターテインメント協会(CERO)や、海外のエンターテインメントソフトウェア協会(ESA)などの業界団体が、著作権侵害行為に対して動くことがあります。
- これらの団体は、違法ROMの流通や無許可のゲーム利用を取り締まるため、ゲーム会社と協力して法的措置を取ることがあります。
配信プラットフォーム(YouTube、Twitchなど)
- YouTubeやTwitchなどの配信プラットフォームは、著作権者からの申し立てを受けて動画を削除したり、チャンネルをBAN(停止)することがあります。
- 特にYouTubeのContent IDシステムは、著作権者が申し立てをすると即座に動画の収益化を無効化したり、削除する仕組みになっています。
視聴者から訴訟される可能性は?
基本的には視聴者個人が訴訟を起こすことはできません。
- 著作権侵害の訴訟は、あくまで著作権を持つ権利者(ゲーム会社など)が行うものです。
- ただし、視聴者がゲーム会社に「違法ROMを使った実況配信をしている」と報告し、それを受けた会社が法的措置を取るケースはありえます。
違法ROMで実況配信した場合のリスク
- 動画削除・チャンネルBAN(プラットフォームのポリシー違反)
- 著作権者からの警告や損害賠償請求(民事訴訟の可能性)
- 最悪の場合、刑事罰の対象(著作権法違反が悪質と判断されると、逮捕・罰金の可能性も)
特に任天堂や大手ゲーム会社は厳しく取り締まる傾向がある
何を注意すべきか
知らぬ間に犯罪行為しないように、以下気をつけましょう。
- 違法データがあったら、削除する
- 怪しい場合は、配信に使用しない ※閲覧数は関係ないです。
- 視聴者からの指摘も真摯に受け止め、事実確認をする
- 配信削除要求が来た場合、即時対応する
まとめ
VTuberやゲーム配信者の違法ROM使用は、法律上大きな問題になる可能性があります。
特に、違法データの入手ルートによっては、刑事罰や金銭罰の得罪に繋がることもあります。中古ゲームの購入には注意し、配信やゲーム遊戯の正当性を確認することが大事ですね。