株主優待を楽しみにしている個人投資家にとって、優待制度の廃止や改悪はショックなニュースです。
この記事では、2025年7月に廃止・改悪が予定されている日本株の優待制度について、最新情報を分かりやすくまとめます。
✅ 2025年7月の「完全廃止」予定はナシ
2025年6月にはいくつかの優待廃止が発表されましたが、7月時点では完全に優待制度が廃止される銘柄は確認されていません(2025年6月26日時点)。
しかし油断は禁物。内容変更や取得条件の厳格化による「実質的な改悪」が相次いでいます。
⚠️ 2025年7月に実施される「優待制度の改悪・変更」銘柄
ベストワンドットコム(6577)
- 【変更内容】QUOカードからデジタルギフトに変更(10,000円相当)
- 【適用時期】2025年7月権利分から
- 【背景】従来人気のQUOカード優待が終了。内容的には維持されるものの、使い勝手の違いに注意が必要です。
売れるネット広告社グループ(9235)
- 【変更内容】QUOカード優待を廃止。代わりにポイント制のデジタルギフト制度へ移行
- 【適用時期】2025年7月権利分から
- 【ポイント】取得条件や交換手続きが増えたため、手間がかかると感じる投資家も出てくる可能性があります。
ソースネクスト(4344)
- 【変更内容】
- QUOカード優待を終了し、デジタルギフトへ切り替え
- 今後は「上場10周年記念優待」として実施(常設ではなくなる)
- 【適用時期】2025年7月権利分から
📊 変更点まとめ表
銘柄名 | 優待内容の変更 | 適用時期 |
---|---|---|
ベストワンドットコム(6577) | QUOカード → デジタルギフト | 2025年7月権利分 |
売れるネット広告社(9235) | QUOカード → ポイント制へ変更 | 2025年7月権利分 |
ソースネクスト(4344) | QUOカード → デジタルギフト、記念優待化へ | 2025年7月権利分 |
📌 なぜQUOカード優待が減っているの?
最近の傾向として、「QUOカード優待を廃止し、デジタルギフトや自社ポイントに置き換える」企業が増えています。
理由としては以下のような背景が考えられます。
- 郵送コスト削減(電子配信のほうが安い)
- 優待クロス対策(長期保有者優遇や電子制限)
- 経費圧縮による利益改善
QUOカード優待を目当てに投資していた場合、制度変更による影響が出やすいので注意が必要です。
✅ まとめ|今後の優待動向に注目
- 2025年7月は「完全廃止」はないが、内容変更(QUO→デジタルギフト)による実質的な改悪が目立つ
- 特に、短期保有やクロス取引目的の投資家には影響大
- 今後も制度見直しは続く見込み。長期保有者優遇・電子化の流れは強まっていくと予想されます
📘 関連リンク
今後も株主優待の最新情報を随時まとめていきます。
お気に入りの銘柄が優待変更の対象になっていないか、定期的なチェックをおすすめします!