配当・株主優待の廃止とTOBの背景をわかりやすく解説
歯科医療機器通販大手の 歯愛メディカル(証券コード:3540) が、エア・ウォーターによる TOB(公開買付け) を受け入れ、上場廃止となる流れが発表されました。
この記事では、
- 上場廃止後、株主の配当・優待はどうなるのか
- なぜ配当がゼロになったのか
- 株主は今後どう行動すべきか
について、わかりやすく解説します。
歯愛メディカルは上場廃止を予定
歯愛メディカルは、エア・ウォーターによるTOBに賛同し、上場廃止へ向かうことを公式に発表しました。
上場廃止後は非公開企業(プライベートカンパニー)となり、株式市場で株を売買できなくなります。
配当と株主優待はどうなる?【結論:すべて廃止】
① 配当:2025年12月期から 無配(0円)
歯愛メディカルはこれまで配当を実施してきました。
| 年度 | 1株あたり配当 |
|---|---|
| 2022年12月期 | 約25.22円 |
| 2023年12月期 | 約25.22円 |
| 2024年12月期 | 約12.53円 |
しかし、2025年12月期については 配当なし(無配) が決定しています。
つまり、今後株を保有していても 配当金は受け取れません。
② 株主優待:制度そのものが廃止
歯愛メディカルは、かつて
- 1000株以上の保有者に 自社通販サイトで使える3000円分クーポン を配布する株主優待を実施していました。
しかし今回の上場廃止に先立ち、優待制度は完全に廃止されました。
2025年以降は 優待対象外 です。
なぜ配当と優待が廃止されたのか?
配当・優待の廃止は TOB(公開買付け)の成立と上場廃止に合わせた措置です。
非公開企業になると、従来の「一般株主への還元」を前提とした制度を維持する必要がなくなるため、配当と優待を続ける理由がなくなりました。
また、会社側はTOBへの応募を推奨しており、 株主構成を大きく変えることを前提に経営方針を転換しています。
今後の株主はどうすればいい?
現在株を持っている人には、次の選択肢があります。
🔹 TOBに応募して売却する
- 提示価格:1株 1,500円
- 市場での売却より有利な場合が多い
🔹 上場廃止後も保有し続ける
- 上場廃止後は売却が極めて難しくなる
- 配当なし、優待なし
- 将来、強制売却(スクイーズアウト)が行われる可能性あり
👉 実質的にはTOB応募が最も現実的な選択肢です。
まとめ:株主メリットはなくなるので注意
| 項目 | 今後 |
|---|---|
| 配当 | 2025年期から無配 |
| 株主優待 | 完全廃止 |
| 売買 | 上場廃止後は困難 |
| 推奨アクション | TOB応募を検討 |
歯愛メディカルは、これまで配当も優待も提供してきましたが、上場廃止に伴いこれらの恩恵はすべて終了します。
株主は「売却のタイミング」「TOB応募の判断」が重要です。

