2025年8月、Google AdSenseに新たな仕組み「RAF(アクセス制限付き機能)」が導入されるというお知らせが届きました。
この記事では、主に個人でブログ運営していてAdSenseを利用している方向けに、
- RAFとは何か?
- 関係あるのか?
- 対応は必要か?
をわかりやすく解説します。
そもそも「RAF」って何?
RAFとは Restricted Access Features(アクセス制限付き機能) の略で、簡単に言うと、
AdSenseの一部の機能が、アカウントの健全性に応じて制限される仕組み
です。
対象となるのは、「AdSense for Search(AFS)」と呼ばれる、検索連動型の広告機能です。ブログ記事に貼ってある普通のバナー広告や記事内広告には関係ありません。
あなたに関係あるか確認する方法
「自分にも関係あるの?」と思った方、次の項目をチェックしてみてください。
✅ こんな方は要注意!
- AdSenseで「関連する検索」という広告ユニットを使っている
- 自動広告を使っていて、「関連する検索」が自動的に表示されている
- AdSenseの広告設定画面に「関連する検索」が表示されている
この「関連する検索」ユニットは、Googleが提供する検索風のナビゲーション広告です。
クリックすると検索結果ページに移動し、そこで広告が表示されます。これはAFS(AdSense for Search)に分類されます。
どんな制限がかかるの?
ポリシー違反があると、以下のような制限を受ける可能性があります。
機能 | 制限内容 |
---|---|
関連する検索 | 最大5件までしか表示できない/1ページに1つまで |
デザイン | フォント・サイズ・アイコンのカスタマイズができなくなる |
レポート機能 | チャネル数が500件までに制限される |
トラッキング | 高度なクリック分析が使えなくなる可能性あり |
ポリシー違反には「ストライク制度」が導入される
2025年8月以降、Googleはポリシー違反に対して「ストライク制度」を導入します。
- 1ストライク:警告期間(90日間)
- 2ストライク:機能制限(90日間)
- 3ストライク:その機能が永久に使えなくなる
ストライクは2年間有効です。軽微な違反の蓄積や、1回の重大な違反で制限対象になることもあります。
今やっておくべきこと
ポリシーセンターをチェック
AdSenseにログインし、「ポリシーセンター」にアクセスして違反がないか確認しましょう。
「関連する検索」を使っているか確認
自動広告でもこのユニットが使われていることがあります。設定画面で確認し、必要に応じてオフにすることも検討を。
健全な広告運用を心がける
誘導的な表現や誤クリックを狙う配置など、AdSenseのポリシー違反にならないよう注意しましょう。
結論:大多数の個人ブロガーにはあまり影響なし。でもチェックは大事!
状況 | あなたへの影響 |
---|---|
通常のバナー広告や記事内広告のみ使用 | 基本的に関係なし |
「関連する検索」ユニットを使用中 | ポリシー違反があると制限の可能性あり |
おわりに
今回のRAF導入は、主に検索連動型広告に関する変更で、多くの個人ブロガーには直接の影響は少ないと考えられます。
とはいえ、ポリシー違反があると機能制限がかかる仕組みが導入される以上、今後のAdSense運用ではより一層の注意が必要です。
自分のアカウントの状態を定期的にチェックし、安心してAdSenseを活用していきましょう!