2025年4月末、Googleから「一般によく使用される広告技術プロバイダのグループの変更に関する重要な更新情報」という件名のメールが届きました。
AdSenseやAd Managerを利用して広告収益を得ている方の中には、「これって何?」「対応が必要なの?」と不安になった方も多いのではないでしょうか。
今回はこの通知の内容をわかりやすく解説し、必要な対応についてもまとめました。
通知の概要:何が変わるの?
Googleは2025年6月2日より、「一般によく使用される広告技術プロバイダのリスト」を更新します。
このリストには、広告の配信・測定に関わる外部パートナー企業(DSPやDMPなど)が含まれており、広告の精度や収益性に影響を与える重要な要素です。
更新後は、パブリッシャー(広告掲載者)の収益への貢献度が高い広告パートナーが反映されるようになります。
「一般によく使用される広告技術プロバイダ」とは?
これは、Googleの同意管理ソリューション(CMP)を使っている場合にデフォルトで選択される広告パートナーのリストを指します。
特に重要なのは、EU、英国、スイスなどGDPRが適用される地域での広告配信に影響する点です。
このリストは
- 広告の配信や測定に関わるパートナー企業を決定する
- GDPR下で同意が未取得の場合の広告リクエストにも影響する
といった役割を持ちます。
対応は必要?誰が気をつけるべき?
GoogleのCMP(同意管理プラットフォーム)を使っている場合
→ 特に対応は不要です。リストは自動で更新されます。
サードパーティ製CMPを使っている場合
→ CMPの設定により、広告技術パートナーのリストが管理されています。利用中のCMPプロバイダが今回の変更に対応しているか確認するのが安心です。
EUや英国、スイスからのアクセスが多い場合
→ 同意管理の仕組みが適切に動作しているか、一度チェックすることをおすすめします。
どこでリストを確認できる?
Google公式ヘルプページにて、最新の広告技術プロバイダのリストを随時確認できます:
まとめ
- 2025年6月2日から、Googleが「一般によく使用される広告技術プロバイダのリスト」を更新
- AdSenseなどで広告収益を得ている方にとって重要な変更
- GoogleのCMPを使っていれば対応不要
- サードパーティCMP利用者やEU向けサイト運営者は確認推奨
Googleの通知メールを見て「難しそう…」と感じた方も多いかもしれませんが、ほとんどの場合は自動で対応されるため心配は不要です。
とはいえ、広告収益やプライバシー対応に関わる部分なので、一度設定やパートナーリストを確認しておくと安心ですね。