2025年4月3日、人気キャラクター「ちいかわ」を生み出した株式会社ナガノが新たな商標出願を行いました。
SNSでは「ついにちいかわテーマパークができるのでは?」といった声も飛び交いましたが、実際はどうなのでしょうか?出願情報をもとに、今回の目的を読み解いてみます。
出願内容の概要
項目 | 内容 |
---|---|
出願日 | 2025年4月3日 |
出願人 | 株式会社ナガノ |
区分 | 第35類(広告・事務)、第41類(教育・娯楽) |
指定役務(一部抜粋) | 広告業、トレーディングスタンプの発行、経営の診断、市場調査、販売情報の提供 など全216項目 |
この出願内容から、「ビジネス展開」や「情報発信」に関わる領域が中心になっていることがわかります。
「ちいかわパーク」とは?
「ちいかわパーク(https://chiikawapark.com/)」は、ちいかわ関連のニュース、グッズ情報、イベント情報などをまとめたファンサイト的な存在です。
そのため、今回の商標出願は、
- サイトで使われている「ちいかわパーク」という名称のブランド保護
- 今後の広告展開やイベント情報発信の法的な整備 を目的としたものだと考えられます。
ちいかわパークという名称を本来の著作権元であるナガノさんが利用できるように保護したのではないかと考えています。
テーマパーク建設の可能性は?
X(旧Twitter)では「テーマパークができるのでは?」という声も見かけますが、今回の出願には以下のようなテーマパーク関連の区分(例:第43類:飲食・宿泊、第44類:レジャー施設の提供など)は含まれていません。
そのため現時点では、
ちいかわパーク=物理的なテーマパークが建設される
という見方はあくまで憶測の域を出ないと言えるでしょう。
まとめ:目的は「ブランド保護と運用強化」
今回の商標出願は、ちいかわブランドの中でも「ちいかわパーク」というWebメディア的な存在を認知し、今後の展開を見据えた法的な基盤固めと考えるのが妥当です。
ちいかわ人気が高まる中で、名称の悪用や第三者による商標取得を防ぐための措置としても非常に重要な一手。
ファンとしては「いつか本当にちいかわテーマパークができたらいいな」と期待しつつ、今後の動きに注目していきたいですね。