2025年4月7日、日経平均株価が前日比で-7.83%という大幅な下落を記録しました。
世界経済への不安や米国の関税政策の影響が背景にありますが、こうした暴落局面で、一般的な社会人投資家はどう対応すべきなのでしょうか？
この記事では、焦らず判断するための考え方をわかりやすく解説します。
まずは「静観」が基本方針
急落時に最もやってはいけないのは、感情に任せた売買です。
市場が荒れている時ほど、冷静な判断が求められます。
過去の暴落局面でも、数日〜数週間で反発するケースは多くあります。特に長期投資を前提にしている人にとっては、今回のような下落も「通過点」であり、狼狽売りはむしろ損を大きくする要因になります。
保有資産の種類によって対応を見極めよう
積立NISAやiDeCoなどの長期積立型
この場合、特に何もしなくてOKです。
むしろ、下落時は「安く買えるチャンス」でもあるため、積立額を増やせる余裕があれば一時的に増額するのも一つの選択肢です。
特定口座での投資信託・個別株
売却のルールを決めているなら、それに従って機械的に対応しましょう。
ルールがない場合は、焦って損切りするのではなく、一旦落ち着いて相場の様子を見ることをおすすめします。
現金比率が高く、余力がある人
リスク許容度が高い人は、下落相場を「買い増しのチャンス」と捉えることもできます。ただし、全額を一括で買うのではなく、タイミングをずらして数回に分けて買う「分散投資」を心がけましょう。
今やってはいけない行動
- SNSや掲示板の煽りに流されて売る・買う
- 自分の資産配分やリスク許容度を無視して動く
- 焦って一括で大きく買いに出る
こうした行動は、損失を拡大させる原因になります。
長期視点を忘れずに
投資は短期で一喜一憂するものではありません。
今回のような暴落相場は、将来的に見れば「安く仕込めたチャンスだった」と振り返られる可能性もあります。
自分の投資目的や方針を再確認し、冷静に行動することが、資産形成において最も重要です。
まとめ
日経平均の急落に直面しても、「静観」が基本。
感情的な売買を避け、自分の方針に沿った冷静な判断を。
焦らず、慌てず、投資を「長い目」で捉えることが、結果的に大きな差となって表れてきます。
