**Trello（トレロ）**は、シンプルで直感的に使えるプロジェクト管理ツールです。
タスクを「ボード」や「カード」で視覚的に整理することで、個人からチームまで幅広く活用できます。
この記事では、Trelloの基本的な使い方と、実際の業務や日常生活で役立つ活用例を紹介します。
Trelloの基本構造
1. ボード（Board）
プロジェクト全体を管理するスペースです。例えば、以下のようにプロジェクトごとにボードを作成します。
- 新商品開発プロジェクト
- ウェブサイトリニューアル
- 引っ越し準備
2. リスト（List）
ボード内に設置するタスクのカテゴリです。例えば、タスクの進捗に応じて以下のリストを作成できます。
- 「未着手」
- 「進行中」
- 「完了済み」
3. カード（Card）
タスクやアイデアを具体的に記載する単位です。各カードに詳細情報や期限、担当者を設定できます。
Trelloの使い方
1. ボードを作成する
- Trelloにログインし、画面右上の「+」をクリック。
- 「ボードを作成」を選択し、プロジェクト名を入力。
- 背景色やデザインをカスタマイズできます。
2. リストを作成する
ボードの中に「未着手」「進行中」「完了済み」などのリストを追加して、プロジェクトの流れを設定します。
3. カードを作成する
各リストにカードを追加します。
カードには以下を設定可能：
- 説明：タスクの詳細内容を記載
- 期限：タスクの締切日を設定
- 担当者：誰がタスクを行うかを割り当て
- チェックリスト：タスク内の細かい項目をリストアップ
Trelloを最大限に活用！おすすめ拡張機能・ツール
Trelloはタスク管理やプロジェクト管理に最適なツールですが、デフォルトの機能だけでは物足りないと感じることもあるでしょう。
そんなとき、Trelloの**拡張機能（Power-Upsやブラウザ拡張機能）**を活用することで、効率化やカスタマイズ性を大幅に向上させることができます。
Trelloをさらに便利にするためのおすすめ拡張機能を厳選してご紹介します！
Trello公式のPower-Upsで機能を強化
Power-UpsはTrelloが公式に提供する拡張機能で、ボードやカードに便利なツールを追加できます。以下は特に人気の高いものです。
カレンダー機能（Calendar）
タスクに期限を設定しているなら、カレンダー表示は必須！このPower-Upを使えば、期限付きタスクをカレンダー形式で確認できます。視覚的にスケジュールを把握できるため、チーム全体の進行状況が一目瞭然です。
おすすめポイント
- プロジェクトの進捗が分かりやすい
- ドラッグ＆ドロップで日付変更も簡単
Google Driveとの連携
TrelloカードにGoogle Driveのファイルを直接添付できる拡張機能。ドキュメント、スプレッドシート、プレゼン資料などを簡単にリンクして、チームメンバーと情報を共有できます。
おすすめポイント
- ファイルの最新状態が常に確認可能
- ドライブ内での検索がカード上でできる
Butler（自動化ツール）
Trelloの作業をさらに効率化するための自動化ツールです。ルールを設定することで、よく使う操作を自動化できます。例えば、カードが特定のリストに移動したら期限を自動設定する、といったアクションが可能です。
おすすめポイント
- 繰り返し作業を減らせる
- ワークフローを自由にカスタマイズ
ブラウザ拡張機能でさらに便利に
ブラウザ版Trelloを使うなら、以下の拡張機能がおすすめです。
Trello Enhancer
この拡張機能を使えば、TrelloのUIをカスタマイズできます。例えば、カードにカラーラベルを付けたり、リストの幅を調整することが可能。見やすさと操作性が格段に向上します。
おすすめポイント
- 自分好みのデザインに変更可能
- 作業効率アップ間違いなし
Pomello
Trelloとポモドーロタイマーを組み合わせた便利ツール。カードを選択するとそのままタイマーが起動し、集中して作業に取り組むことができます。
おすすめポイント
- タスクの集中度を高められる
- 時間管理が自然にできるようになる
Togglとの連携
時間追跡ツール「Toggl」とTrelloを連携させることで、カード単位で作業時間を記録できます。どのタスクにどれくらいの時間がかかっているかを把握しやすくなり、プロジェクトの振り返りに役立ちます。
おすすめポイント
- 作業時間を可視化
- 時間の使い方を改善できる
外部サービスと連携してTrelloを強化
Trelloはさまざまな外部サービスと連携することで、さらに便利に活用できます。
Slack
Slackと連携することで、Trelloの更新通知をSlackのチャネルに直接送信。例えば、新しいタスクが追加されたときや期限が迫ったときに自動で通知を受け取れるため、チームでのコミュニケーションがスムーズになります。
おすすめポイント
- チームの情報共有が効率化
- リアルタイムで進捗を確認
Zapier
Trelloを他のアプリと連携させる自動化ツール。例えば、Trelloでカードを作成するとGoogle Calendarに予定を追加したり、Gmailの受信トレイから直接Trelloカードを生成する、といった操作が可能です。
おすすめポイント
- 複数ツールをまたいだ作業を自動化
- 面倒な手作業を省ける
Trello活用の具体例
1. チームプロジェクト管理
- 例：ウェブサイトの制作プロジェクト
- リスト：「企画」「デザイン」「開発」「テスト」「公開」
- カード：各タスク（例：「ロゴデザイン作成」「ホームページのコーディング」）を追加し、担当者を割り当て。
2. 日常のタスク管理
- 例：引っ越し準備
- リスト：「準備中」「進行中」「完了」
- カード：「不用品の処分」「荷造り」「新居のインターネット契約」など。
3. コンテンツ制作のスケジュール管理
- 例：ブログやSNS投稿の計画
- リスト：「アイデア」「執筆中」「公開予定」「公開済み」
- 各カードに記事タイトルや投稿予定日を記載。
Trelloのメリットとデメリット
メリット
- 視覚的で分かりやすい：ドラッグ＆ドロップ操作で簡単にタスク管理が可能。
- 無料プランでも十分な機能：基本的な機能は無料で使えます。
- コラボレーションが容易：チームメンバーとリアルタイムでタスクを共有可能。
デメリット
- シンプルすぎる場合も：複雑なプロジェクト管理には別のツールが必要かも。
- 大規模チームには不向き：小～中規模のプロジェクトで最大限の効果を発揮。
Trelloをもっと便利に使うポイント
1. Power-Ups（拡張機能）を活用
Trelloは「Power-Ups」と呼ばれる拡張機能を追加できます。たとえば：
- Google Drive連携でファイルを直接添付
- カレンダー機能でスケジュールを視覚化
2. テンプレートを利用
Trelloには豊富なテンプレートが用意されています。プロジェクトの種類に応じて、最適なものを選ぶだけで簡単にスタートできます。
3. ショートカットキーを覚える
効率化のために以下のショートカットキーが便利です：
- Nキー：新しいカードを作成
- Qキー：自分に割り当てられたカードだけを表示
まとめ
Trelloは、視覚的でシンプルなタスク管理ツールとして、初心者から上級者まで使いやすいのが魅力です。プロジェクト管理、タスクの進捗確認、日常の整理整頓にぜひ活用してみてください！
Trelloを使うことで、仕事やプライベートの効率化が一段と進むはずです。まずは無料プランで試して、自分なりの運用方法を見つけましょう！
